クラシックなアメ車に人気の高いクレーガーホイールの取り付けについて書いていきます。
クレーガーホイールは1つのホイールを多種多様な車種に取り付けが可能な少し特殊なホイールになっています。
スタッド穴が長穴
クレーガーホイールのスタッド穴(ラグナット穴)は長穴になっています。
ワッシャーの種類でPCDを変える
長穴のスタッド穴に対して、ナットとワッシャーの種類でPCDを変えることができるようになっています。
こちらは オフセットワッシャー
(ラグナットは1/2-20)
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こちらは センターワッシャー
(ラグナットは7/16-20)
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こちらはオフセットワッシャーの穴を、タイヤ中心寄りにセットしています。
この時のPCDは114.3 (4.5インチ)
となります。
こちらは同じオフセットワッシャーの穴を、タイヤ外寄りにセットしています。
この時のPCDは127 (5インチ)
となります。
こちらはセンターワッシャーをセットしています。
この時のPCDは120.65 (4.75インチ)
となります。
ひとつのホイールを色々な車へ
バラクーダ場合は
ラグナット : 1/2-20
ワッシャー : オフセットワッシャー(穴中心寄り)
PCD : 114.3 (4.5インチ)
ノバ場合は
ラグナット : 7/16-20
ワッシャー : センターワッシャー
PCD : 120.65(4.75インチ)
このように、クレーガーホイールはラグナットとワッシャーの組み合わせを持っていれば
色々な車へ装着することが可能になります。
筆者はスタッドレスタイヤを履かせて、ノバとバラクーダで使用できるようにしています。
ラグナットは12㎜タイプもあるので、日本車にも使用できます。
ちなみに、このように長穴だとガタガタになりそうですが、穴幅とナット幅がぴったりな為、
意外にもしっかりハマります。
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コメント
取り付ける時のコツは何ですか?保安基準に通るのですか?
センターを出しやすくするためには、ハブナットを締め付ける際にタイヤを回しながら徐々にトルクを掛けるのが良いそうです。
また保安基準=車検と考えた場合、クレーガーホイールだから車検に通らないことは無いとは思います。
ただ、ホイールの歪み方によってはサイドスリップ測定で落ちる可能性がほんの少しだけあるのかなと言う感じです。
返答有難うございます。参考にしてみます。
あと、ホイールの振動の記事まで読んでなかったので、保安基準の質問を、この記事にも書く形となってしまい、申し訳有りません。
ちなみに古いクレーガーホイールの精度が悪いそうです。
比較的新しい製品は改善しているそうなので、可能であれば新しい商品で探すのをお勧め致します。
追加の返信失礼いたします。 ホイールの振動についてはホイールの精度が原因ではなく、ドラムとの干渉が原因でした。
詳しくは、クレーガーホイールはバランスが取れない?の追記部分を見ていただければと思います。
クレーガーホイールと保安基準の観点で言えば、問題無いと言っていいと思います。
気づいていただけると幸いです。