シボレー・ノバのインテークマニホールドが割れていたので交換します。
インテークマニホールドの交換はキャブレター、バルブカバー、ディストリビューターを外す必要がある為結構大変な作業ですが、DIYでトライしてみました。
いろいろ外すためそれなりに工具がそろっている人向けの作業になります。
工具
パーツ
インテークマニホールド
その他必要部品

ガスケット類は必ず交換が必要になるので、以下4点セットは揃えておきましょう。

インテークマニホールドガスケットキットの中身です。
前後のゴムガスケットは、合うものを使用します。
丸いガスケットはディストリビューター用です。
アルミの穴あきパーツは、真ん中で切って青いガスケットの片側の真ん中に挟むように取り付けます。
(FELPRO:1204ガスケットは前後のゴムガスケットがコルクタイプでアルミのパーツが両方とも穴無です。
)

FELPRO1204のほうがおススメです。VS12869の前後ゴムガスケットが抜けやすいからです。


冷却水抜き
インテークマニホールドにも冷却水が回ている為、冷却水をある程度抜いておく必要があります。
参考記事のアッパーホースを外すところまでは同じです。
インテークマニホールド外しにあたり、アッパーホースの左に付く、少し細いホース(ヒーターホース)も外します。
キャブレター外し
キャブレター外しはこちらの記事を参考にしてください。
記事はプリムス・バラクーダですが、ほぼ同じです。
バルブヘッドカバー外し

バルブヘッドカバーはボルト4本で取り付いています。

片側のバルブヘッドカバーだけでも可能です。
ディストリビューター外し

続いて、エンジンの奥側にあるディストリビューターも外します。
プラグコードの順番がわかるように番号を振っておきます。

ディストリビューターは回すことで点火タイミングが変わります。
そのため、マジックなどで合いマークをしておきましょう。
そして、奥のホールドダウンボルトを外します。

ディストリビューターを外しました。

写真は先端(エンジンに刺さっている側)ですが、ギアが切ってある部分が回ります。
ただし、絶対に回さないようにしましょう。点火タイミングがずれます。
インテークマニホールド外し

いよいよインテークマニホールドを外します。
ボルト12本で付いています。

全てのボルトを外すと、インテークマニホールドが外れます。
インテークマニホールド取り付け

新しいインテークマニホールドです。
エーデルブロックの2701シリーズです。
デュアルプレーン・ダブルデッキ・ベーシックオペレーションはアイドル~5500rpmになります。
上記についてはこちらで解説します。

新しいガスケットのキットです。
右の黒いゴムガスケットは合うもの2個を使用します。

続いて、金属のプレートをどちらか片方のガスケットの真ん中に取り付けます。
ガスケットを挟むように取り付けます。
また、青色ガスケットには表裏があります。
THIS SIDE UPと書かれた面が表になります。

ガスケットを乗せます。
前後の黒いゴムガスケットが乗る部分には液体ガスケットを塗っておきます。
とくに、青色のガスケットと重なる部分は少し多めに塗っておきます。
ゴムのガスケットの上に青色のガスケットが乗るように重ねます。

ゴムガスケットの上にさらに液体ガスケットを塗ります。

インテークマニホールドを乗せます。
ボルトを入れてトルクをかけていきますが、中央から、端に向かって対角にトルクをかけていきます。
中央から“の”の字を書くイメージです。
ディストリビューター取り付け

ディストリビューターを取り付けます。
丸いガスケットはディストリビューター用のガスケットなので交換します。

そして、エンジンに差し込みます。
インテークマニホールドが変わっているので完全には合わないですが、最初に付けた合いマークに合うようにホールドダウンボルトを締めます。

最初の番号通りにプラグコードを取り付けます。
バルブヘッドカバー取り付け

バルブヘッドカバーのガスケットも両面に液体ガスケットを塗布します。

エンジンのあたり面にも液体ガスケットを塗布します。
それぞれボルト4本で取り付けます。
キャブレター乗せ

キャブレターを乗せます。
取り付けも、過去記事を参照ください。
冷却水戻し

最後にサーモスタットと、サーモスタットハウジングを移植し、冷却水のホースを取り付けて、最初に抜いた冷却水をラジエーターに戻して終了です。





コメント