ヤフオクの汎用カーエアコンガス注入

ヤフオクのカーエアコンのガス注入 NOVA
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ヤフオクで購入した吊り下げ式の汎用クーラーキットの組付けが終わったので、ガスを入れていきます。
エアコンガスの注入はショップでの工賃と専用工具を揃える金額がそれほど変わらないので、ショップへでの作業も良いかなとは思います。

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真空引き工具

エアコンガスを入れていくにあたり、真空引きをするための工具が必要になります。

真空ポンプです。

エアコンシステム内の空気を吸い出して、真空にするために使用します。

色々な種類があり、毎分30Lや60L吸引が安いみたいです。
こちらは60L吸引タイプです。

200mlのコンプレッサーオイルが付属しています。

マニュホールドゲージ

真空引きのチェックやガス注入時の圧力チェックに使います。

同じ見た目でも様々な種類があり、こちらのゲージはR134a、R12、R22、R502対応
となっていますが、あくまでそれぞれに対応したゲージメモリが書いてあるだけで、付属する缶切りバルブはR134a・R12両用使用可能。
エアコンシステムの低圧や高圧へ繋ぐアダプターはR134aタイプのみとなります。

種類によってはR12用アダプターが付いていたりするので、よく付属品を確認して購入しなければいけません。

真空引き

それでは早速真空引きをしていきたいと思います。
このクーラーキットには高圧側のジョイントが無いため、低圧側からのみの作業になります。

先ずはエンジンが停止した状態で真空引きを行います。

青のホースを低圧側ジョイントへ繋ぎます。

次に黄のホースをバキュームポンプへ繋ぎ、
青のバルブを開いて、バキュームポンプを駆動させます。

黒のメモリが㎏/㎝²で、青文字のメモリの内側がR134a ガス用メモリになります。

真空引き開始前は0㎏/㎝²の位置です。

真空引き開始と共に、針が反時計回りに回転し始め、この位置で止まります。
そのまま放置して10~15分程真空引きをします。

15分程したら、青いバルブハンドルを閉めたのちに、真空ポンプを停止します。
そしてさらに15分程待ちます。
15分後、針の位置が変わっていなければ、システム内は完全に密閉されていることになります。
もし、針の位置が0㎏/㎝²の位置に戻っていた場合はどこかでリークしているのでチェックが必要になります。

エアコンガス(R134a)注入

続いて、エアコンガスを入れていきます。

用意したエアコンガス缶にアダプターを取り付けます。

この時、緑ハンドルは緩めておき中心の針を引き込ませておきます。

針が出たままだと、アダプターを付けた瞬間にガスが漏れます。

アダプターにセットしたガス缶を真空ポンプがつながっている黄色いホースに繋ぎ変えます。

この時まだ、青のバルブハンドルは締めたままにしておきます。

黄色ホースにガス缶を繋いだら、

アダプターの緑ハンドルを締めこみ、穴を開けたら、緑ハンドルを緩めます。

次に、黄色のホース内の空気を抜くために、

黄色いホースの根元についているキャップを外して、中心のシムを1秒ほど押し込みエアーを抜きます。

そして、いよいよガスを注入します。

青のバルブハンドルを開けると一気にガスが流れていきます。

青色のゲージが安定したら、エンジンを掛けます。
そのままクーラーON,風量MAX,温度最低にします。

そして、エンジン回転数を1500-2000回転程にキープします。

すると圧力が下がると同時にR134a のガス缶が冷たくなります。

缶を振ったり手やお湯で温めて、できるだけ多くのガスをシステム内に流し込んでやります。

ゲージの針が動かなくなれば、システム内とガス缶の圧力が均等になった証拠なので、青いバルブハンドルを閉めて、アダプターからガス缶を取り外します。

オイル注入

一本ガス缶を入れ終わったら、続いてオイルを注入します。

コンプレッサーの初期封入オイルが80mlに対し、適正オイル量が90-120mlの為、オイル量10ml(ガス込みで30ml)のオイルを入れます。

入れ方はガス缶と同じですが、オイルを圧縮ガスで送りこむため、入れるときは缶を逆さまにして入れましょう。

エアコンガス追加

ガスの適正量が600gの為、あと2本ガス缶を入れていきます。

入れ方は一本目と同じです。

3本目を入れ終わったころには
R134a メモリでは0位置。
㎏/㎝²メモリでは1.7辺りを示していました。(1500回転キープ)

このあたりが適正圧になるので、ガス注入は終了です。

青いバルブハンドルを閉め、エアコンを切り、エンジンを切ります。

エアコン(エンジン)を止めると圧力は6.8㎏/㎝²ほどまで上昇します。
なので、エアコンONのまま青いバルブは閉めましょう。

冷え確認

最後に冷え具合を確認です。

アルコール温度計の送風口外で17℃。

中に突っ込むと13℃ほどでした。

ちなみに、エアコンを動かす前の車内温度は34℃。
外気温度は30℃でした。

エアコン風量MAX、温度最低で5分程で、車内温度は23℃まで下がりました。

寒いくらいです。

また、エアコン駆動時に低圧側のホースが冷たくなっていることも確認します。

湿度が高かったため、低圧ホース全体が結露していました。

高圧ホースは熱くなっているので触らないように注意!

以上がヤフオクで売っている吊り下げ式の汎用クーラーの取り付け方法になります。

これでこれからの季節でも快適なドライブができることでしょう。

ちなみに、クーラントの水温は変化なしでした。(230℉)

追記:勝手に止まる原因

1月。気温一桁台。
ガスが抜けてないかのチェックを兼ねて試しに作動させようとしたところ、動きませんでした。

原因を探ったところ、温度調節つまみの内部と室内機後ろの配管接続口がサーモスイッチになっているようです。
外気温(冷風温度)が設定値に達するとサーモスイッチが働き、回路を遮断します。
温まってくると、回路は復活します。

冬なのでスイッチが働いた状態だった模様。手で温めると回路が復活し作動しました。

夏、冷房効かせてる時に一定間隔で止まるのはこれが原因だった模様です。
故障ではないみたいです。(温度調節つまみMAX、風量MAXで15分に1回、2分程止まる。)

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