プリムス・バラクーダの車検の日がやってきました。
ユーザー車検にトライするにはそれぞれの車種に対するポイントを確認しておくことが大切です。
今回は、バラクーダでユーザー車検にトライした経験を情報としてお届けします。
バラクーダを購入してから4回目の車検となりますが、初回の新規登録から全て筆者がユーザー車検で通しています。
しっかり要点を抑えていれば難しいということも無く、ご自身でも通すことができます。
せっかくの愛車なので是非自分で車検にトライてみませんか?
車検は車の安全性を保つための大切な作業です。
この記事では『ユーザー車検当日』について書いていきます。
しっかりと準備をして臨みましょう!
車検準備
事前登録(予約)
ユーザー車検を受けるにあたり、事前に予約が必要になります。
こちらのサイトより、はじめての場合は『アカウント登録』から車検の予約を行います。
準備(おさらい)
バラクーダは1972年製造なので『昭和47年12月31日』の保安基準になります。
・ヘッドレストとシートベルトは運転席側のみ。
・シートベルトは2点式(腰のみ)になります。
・車幅灯は無く、ヘッドライトが代わりの役目をします。
・ブレーキランプとリアウインカー/ハザードのランプが同じ。
・ウインカー/ハザードは点滅ではなく増減で可。
・光軸はハイビームにて測定。
・排ガス COは4.5%以下。 HCは1200ppm以下。
このあたりが、車検で確認される項目の中で年式により基準が変わる項目です。
それ以外で、改善が必要な個所を整備します。
①速度表示
速度表示がMile/h表示の為、Km/h表示を書き加えます。
②クラクションマーク
無い場合は明示が必要です。
③リアのサイドマーカーランプ
リアのサイドマーカーがヘッドライトに連動して点灯します。
しかし、赤色に光る為車検不適合になるので球を外します。
④サイドミラー
助手席側のサイドミラーが無い場合が多いですが、車検不適合になるので取り付けます。
⑤ホイールナット
ホイールのラグナットの緩み確認をするので、
ホイールキャップは外しておきます。
⑥排ガス
排ガス検査に受かりやすいようにアイドリング回転数を上げて、燃調を薄くします。
(こちらは感覚です。回転数を1000回転程まで上げて。エンジンが止まるかどうかくらいのぎりぎりまで燃調を絞ります。)
車検
それでは、いよいよユーザー車検に挑みたいと思います。
事前予約した車検場に到着したら、車を降りる前に『総走行距離』を確認しておきましょう。
事前予約した時間に車検場へ行きます。
受付窓口で書類を3種類貰います。(事前予約して車検証のQRコードを読み取ると、必要箇所が印刷記入された状態で書類がでてきます。)
書類
それぞれの書類に名前や自動車登録番号などを記入します。
書類の記入をしたら、印紙と証紙を購入します。
『重量税印紙』『審査証紙』『登録印紙』
この3種を購入します。
重量税印紙を自動車重量税納付書へ
審査証紙と登録印紙を自動車検査表1へ貼り付けます。
自賠責保険
多くの場合、車検のタイミングで自賠責保険も延長します。
車検合格後の期間をカバーできる自賠責保険の加入が必要になります。
基本的には、現在の保険期間に2年を延長加入します。
こちらも建物を移動する場合があります。
自賠責保険を取り扱っている保険代理店や中古車販売店などで事前加入しておいてもいいと思います。
書類確認
ここまで準備できたら、最初に書類を受け取った受付窓口へ向かい、書類の不備がないかを確認してもらいます。
問題がなければ、いよいよ検査コースへ向かいます。
検査
検査コースの建物から、白線でコースラインが引かれています。
基本的には『マルチコース』に並びます。
この日は空いていましたが、時期により大行列になります。
目視検査
それではいよいよ検査を受けます。
検査コースでは、建物に入る直前に係員による目視検査が行われます。
等を確認します。
その時々によって確認項目が変わります。
今回は灯火系に重点をおいて確認していたようです。
車両から降りてボンネットを開けるように指示されます。
機械計測5種
係員による目視検査が終わると、機械測定5種の検査に進みます。
目視検査で不合格箇所があった場合にもそのまま、機械測定へ進みます。
機械測定はすべて建物内で行います。
続いて機械測定5種です。
①サイドスリップ OK.
前輪の横滑り量を測定します。
②スピードテスト OK.
時速40kmまでアクセルを踏み、パッシングなどで知らせます。
③ブレーキテスト OK.
フットブレーキとサイドブレーキの効き具合と左右差を確認します。
④ヘッドライト NG.
光軸と光量を測定します。
バラクーダの年式はハイビームにて測定。
左のヘッドライトの光軸がずれていて不合格でした。
⑤排ガス OK.
排気ガスのCOとHCの数値を測定します。
バラクーダの年式はCO4.5%以下、HC1200ppm以下。
待機時間が長くアイドリングが続いた場合は、測定直前に数秒空ぶかしをするのが常套手段です。
キャブ車の場合はこの数値を下回るように調整(アイドリング回転数を上げて、ミクスチャーを絞る)すると、エンジンの調子は悪くなる傾向にあると思います。
⑥下回り検査 OK.
検査官が車体の下回りの検査を行います。
「ブーツ類の破損」「オイル類の漏れ」「ボルトの緩み」等を検査します。
というわけで、残念ながら一発合格とはいかず、左のヘッドライトの光軸のみ落ちてしまいました。
再調整
同日に2回まで再検査を受けることができます。
また、再検査は不合格箇所のみの検査となります。
最寄りの予備検査場でヘッドライトの光軸のみ調整してもらいました。
再検査
再検査は不合格箇所のみの検査なので、ヘッドライトのみもう一度検査を受けて無事に合格しました。
車検終了
以上で車検終了です。
全ての検査が終わると、書類一式と古い車検証と引き換えに新しい車検証とステッカーを貰います。
車検費用
車検費用
車検検査費用 : 2,300
重量税 : 32,800
自賠責(24ヵ月) : 17,650
予備検査場 : 3,850
――――――――――――――
56,600
惜しくもヘッドライトが落ちましたが、無事に合格ができました。
コメント