E-BODYのフロントドラムブレーキの開け方と、ベアリング交換のやり方です。
準備

フロントドラム外し

まず、ベアリングキャップを外します。
マイナスドライバーで周囲をこじって外します。

ベアリングキャップを外すと、ハブナットが現れます。
ハブナットの回転防止の割ピンを取ります。

割ピンを取り除いたら、ハブナットのロックを取ります。

最後にハブナットを取ります。
基本的には高いトルクはかかっていないはずなので、モンキーレンチ程度で緩めることができます。
フロントドラム(ハブ)ベアリング外し

ハブナットを取ると、ドラムは引き抜くことができます。
軽くドラムを引くとアウターハブベアリングを抜き取ることができます。
このとき、ベアリングシールも一緒に外れます。

アウターベアリングは
「TYSON LM11949」

あとは、ドラムを丸ごと引き抜きます。

タイヤが外れた状態からだと3分ほどで外すことができます。

続いて、インナーのハブベアリングの外し方です。
外したドラムの内側にインナーハブベアリングは付いています。
まずは、マイナスドライバーでベアリングシールを外します。

ベアリングシールを外すと、簡単にインナーベアリングを取り出すことができます。

インナーベアリングは
「TYSON LM67048」
案外簡単にフロントのドラム開けとベアリング交換は可能です。

ベアリングの外輪を交換する場合は、ベアリグプーラーが必要になります。
今回は交換しませんでした。
LM11949Rアウターベアリングの外輪の内径が約30㎜
LM67048Rインナーベアリングの外輪の内径が約45㎜
なのでこの内径に対応したプーラーを用意すると交換ができます。
また、3爪は使用できません。2爪か4爪になります。
ベアリング取り付け準備
ホイールベアリング(ハブベアリング)

新しいベアリングはNSK製のベアリングにしました。
上段のLM11949Rがアウターベアリング
下段のLM67048Rがインナーベアリングです。

両外側が取り外したベアリング。
両内側が新しいベアリングです。
ホイールベアリング(ハブベアリング)グリース
ノバ、バラクーダのフロントホイールベアリング(ハブベアリング)のグリースについてです。
それぞれ、メーカのオーナーズマニュアルに書いているのは以下の通り
ノバ
交換時期:24000マイル(40000キロ)毎
グリース:GM Part No.1051195 (同等品)
バラクーダ
交換時期:12000マイル(20000キロ)毎
もしくは12カ月毎
グリース:NLGI Grade2
P/N 2525035
だそうです。
ノバの「GM Part No.1051195の同等品」については見つけることができましたが、
バラクーダの「2525035」については見つかりませんでした。

しかし、高速回転し高温になるのでリチウムグリースやウレアグリースでいいと思います。
多くの場合はウレアグリースが性能は高いです。
フロントドラム(ハブ)ベアリング取り付け


まずはドラムとスピンドルの古いグリースを全て拭き取ります。


次に新しいグリースを塗ります。
ドラムの軸の中もしっかり塗っておきましょう。(チューブ直出しで3㎝くらいの量)

ベアリングのローラーにも薄く塗っておきます。

組み立ては、インナーベアリングから行います。
インナーベアリング(LM67048R)を入れて、ベアリングシールをはめ込みました。

続いてスピンドルにドラムを取り付けます。

続いて、アウターベアリング(LM11949R)をはめ込みます。

ベアリングシール(突起付きワッシャー)を嵌めます。

そして、ナットを取り付けます。
ナットを締めこむときはドラムを手で回しながらトルクをかけていきます。
トルクは、まず最大90インチポンド(10Nm)をかけます。(非常に小さいトルク値です。締めすぎはNGです。)

ハブナットロックをナットに被せハブナットロックの溝と割ピン穴を合わせます。
※この時、必ず緩め方向で合わせます。

更にハブナットロック1溝分ナットを緩めます。
トルクがけが締めこむだけではなく、その位置から1/8回転程緩めるのでかなり緩いトルクになります。

ナットが回らないように、割ピンを取り付けます。

最後にハブキャップを取り付けて終了です。
ちなみに、ホイールの中央に穴が開いていて、ホイールを外さずにハブキャップを外すことができる場合はホイールを外さなくてもこの作業が可能です。
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