アメ車の燃料計が動かない

アメ車の燃料系が動かない CUDA
センディングユニット交換
本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。基本的に筆者が実際に使用している商品・類似品を掲載しています。

バラクーダの燃料計が動かないので、トラブルシュートからやってみました。

スポンサーリンク

トラブルシュート

”FUEL”と書かれた部分が燃料計になります。
ずっと”E”を指していて動きません。

メーターが壊れているのか。
タンク内のセンディングユニットが壊れているのかすら分からないので、まずはどちらが悪いのかを突き止めます
※センディングユニット:タンク内の燃料にフロートを浮かべて可変抵抗を用いて抵抗値をメーターに送る。

こちらが燃料タンクに取りつくセンディングユニットです。
燃料の供給と、残量の計測を行っています。

左のパイプがガソリンを送るラインです。
右のコネクターがメーターに繋がっていて、残燃料の抵抗値をメーターに送っています。

乾電池4個を直列につなぎ6Vの電池を作ります。(黄色テープが乾電池を直列繋ぎしている棒です。)

電池のマイナス側をガソリンを送るパイプにくっつけグランドを取ります。(赤線)

次に、センディングユニットのコネクターを外します。(ネジに噛ましているだけなので、引っ張ると外れます。)
電池のプラス側は外したコネクターに繋ぎます。(黒線)

燃料メーターが”F”になりました。

メーターは生きていて、センディングユニットが故障していることが判明しました。

※燃料計裏の端子に電池(6V)を繋げることでも確認できますが、センディングユニット側で上記チェックをすることで、途中の配線が切れていないことも確認できます

フロート満タン状態:5Ω
フロート空状態:25Ω

もし、上記方法でメーターが動かなければメーターの故障が考えられます。

その場合、センディングユニットが生きているかを確認する方法は、センディングユニットの燃料パイプとコネクターを繋ぐネジ山間の抵抗値を測ります。

この状態でフロートを動かした場合に抵抗値が変化すればセンディングユニットは生きていると思われます。(新品のセンディングユニットで試してみた写真です。)
※フロートに穴が開いている場合は抵抗値が変化しても使用できません。

E-BODYのセンディングユニット

E-BODY用のセンディングユニットは大きく2タイプあるようです。
3/8インチタイプと5/16インチタイプがあり、その違いは燃料パイプの太さの違いです。
クーダは約8㎜で5/16インチでした(約10㎜だと3/8インチ)。

センディングユニット取り外し

燃料メーター動かないので、ガソリンをカツカツまで減らす事が出来ませんが、今までの感覚的に100マイルで半分位のはずなので、100マイル走ってから作業開始します。

赤矢印の燃料供給ライン(多少の燃料は出てくる)。
青矢印の配線のコネクターを外します。

最後にセンディングユニットを燃料タンクに止めているクランプを外します。

オレンジ矢印がマイナスドライバーでセンディングユニットのクランプを叩いているところです。突起が3箇所あるので半時計回りになるように叩きます。(写真は間違えて、時計回りに叩いています。

外れました。

ガソリンがまだ残っていたみたいです。

引っ張り出しました。
赤矢印のガスケットと、先程叩いたクランプは再利用です。
メーカーによっては新品に付いてくるものもあります。

外したセンディングユニットも抵抗チェックしてみたところ、抵抗値が変化しました。

フロートに穴が開いた等でガ ソリンが入り、フロートが沈んだまま動かなくなった。
(ずっと”E”を指したままなのでこの可能性大。)

配線の被覆に穴が開いていたので、漏電していたかだと思います。

センディングユニット取り付け

取り付けは、取り外した時と逆の手順で取り付けていきます。

ガスケットを挟むのを忘れないようにしましょう。

切り欠きがあるので、センディングユニットの向きは強制的に決まります。

クランプは時計回りに締めこみます。

コネクターと、燃料パイプを繋いだら、取り付け終了です。

※燃料パイプのバンドは思ったよりしっかり締めないと漏れてくるので注意しましょう。

動作チェック

チェックしてみます。

左の写真がセンディングユニットを取り付けたときの状態です。(センディングユニット穴下端がタンクの高さの半分程度。)

右の写真が燃料満タン入れたときです。

ほぼ空(残5L程度)でEと一目盛目の間でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました