アメ車のユーザー車検へGO!~CUDA準備編~

クーダ ユーザー車検準備 CUDA
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プリムス・バラクーダのユーザー車検日が近づいてきました。

ユーザー車検にトライするにはそれぞれの車種に対するポイントを確認しておくことが大切です。
実際にユーザー車検にトライした経験を情報としてお届けします。

筆者は7年前にバラクーダを購入してから車検は全て筆者がユーザー車検で通しています。
古い車だから難しいということも無く、しっかり要点を抑えていればご自身でも通すことができます。
せっかくの愛車なので是非自分で車検にトライてみましょう。

車検は車の安全性を保つための大切な作業です。
この記事では『ユーザー車検を受けるまでの準備』について書いていきます。
しっかりと事前に準備をして臨みましょう!

ユーザー車検を受けるにあたり、『ユーザー車検の予約』と『車検で見られる箇所のセルフチェック』をする必要があります。

まずはユーザー車検の予約方法について解説していきます!

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ユーザー車検予約

ユーザー車検を受けるにあたり、事前に予約が必要になります。
(当日飛び込みでも予約に空きがあれば車検を受けることは可能です。)

自動車検査インターネット予約システム

こちらのサイトより、ユーザー車検の予約を行います。

初めての方は『アカウント登録』をしましょう。
アカウントは2年間有効で、毎度ユーザー車検を利用するのであれば、2回目以降『ログイン』から予約を行うことができます。

筆者
筆者

継続車検の場合はスマホで予約することで、現在の車検証のQRコードをカメラで読み込むことで、車両詳細の入力を簡単に行うことができます。

ログイン後、『予約』へ進むとこのように
検査種別」と「検査車種」を選ぶページに進みます。

・基本的には「検査種別」では一番上の継続検査
「検査車種」は普通車を選びます。

・使用を一時中止した自動車(中古車)を再度使用するときは新規検査/予備検査(中古車)

・海外から輸入してきた場合は新規検査/予備検査(並行輸入車)
筆者の場合、バラクーダを自分でナンバー取得したときがこれでした。ちなみに新車扱いになります。

・オーバーフェンダーを付けた場合などは構造等変更検査になります。

続いて、ユーザー車検を受ける『検査場を選択』します。

多くの場合の継続検査であれば、どこで検査を受けても問題はありません。

※上記検査種別」選択で新規検査/予備検査(中古車)もしくは、新規検査/予備検査(並行輸入車)で検査を受ける場合は、ご自身の住んでいる地域でしか検査を受けることができません。(ナンバーが交付される為。)

ユーザー車検を受ける日時』を選択します。

ユーザー車検を受ける『車両情報の入力』を行います。

手入力で車体番号を入力できますが、手元にある車検証のQRコードを読み取ることでも自動入力されます。(2つのQRコードを同時に読み込む)

また、受検者の名前電話番号も入力します。

受検者は車検証に記載されている所有者でなくても大丈夫です。(ご夫婦の車等)

以上を入力したら、最後に確認画面に進んで、予約完了となります。

車両準備

続いて、車検で見られる箇所のセルフチェックを実施します。
車両の準備は大きく分けて2種類の準備を行います。

  • 機械測定項目
  • 目視検査項目

以上の準備を行います。

機械測定項目

機械測定5種
  • サイドスリップ検査
    1m走行して内側外側へのずれの測定。
  • スピードメーター検査
    時速40㎞走行時にメーター表示との誤差を測定。
  • ブレーキ検査
    フットブレーキ、サイドブレーキの測定。
  • ヘッドライト検査
    ヘッドライトの光軸の測定。
  • 排ガス検査
    排気ガスに含まれるCOとHCの測定。

機械測定項目は5種目あります。

左記5種目を専用の機械で計測します。
事前準備も専用の機械がないと難しい項目が多いです。

しかし、ほとんどの運輸支局(ユーザー車検場)近くに左記5種目の測定と調整を行ってくれる予備検査場(テスター屋)という施設があるので、ユーザー車検を受ける前に調整を行うことをお勧めします。

筆者
筆者

ヘッドライトの光軸と、サイドスリップはご自身でも測定と調整はできなくはないですが、予備検査場で調整するのがオススメです!

目視検査項目

目視検査項目については、必ず確認する検査項目と、その時々で変わる項目があります。
必ず確認する検査項目ついては事前に動作確認を行うことをお勧めします。
また、個々の車両のカスタムなどにより対処する箇所が変わるので、ご自身の車両のことをよく知っておくことが検査を通過するカギとなります。

必ず確認する検査項目

  • 灯火系点灯
     ヘッドライト(ロービーム・ハイビーム)
     ウインカー
     バックライト
     ブレーキランプ
     ナンバー灯
     メーター灯
  • クラクション音(マーク含む)
  • ワイパー(ウォッシャー含む)
  • 発炎筒
  • スピードメータ表記

こちらの項目はほぼ必ず確認します。

灯火系点灯確認

点灯確認では、まずは球切れとレンズの割れがないか確認します。

また、ウインカーであれば点滅の速度の確認。
(60~120回/分)
メーター灯では、エンジンをかけているときに警告灯類が点灯していないか。夜間メーター灯が点灯するかも確認します。

クラクションとクラクションマーク

クラクションについては音が鳴るかどうかの確認をします。メロディーホンなどに変えている場合は車検に通りません。

また、明示も必要になります。
文字かラッパのマークが必要になります。
(よく正露丸のマークが利用されますが、しっかり両面テープで貼り付けましょう。簡単に剝がれる場合は不合格になります。)

ワイパーとウォッシャー

ワイパーについても動作確認を行います。

また、ワイパーが劣化でひび割れなどしていると車検に通らないので交換しておきましょう。

旧車乗りの方には雨天時には乗らない方も多いと思います。普段ワイパーを使わないので、ひび割れがおきていたり、ワイパーが動かなくなっていることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

ワイパー動作とともにウォッシャー液の噴射チェックも行います。

ウォッシャーを使う時にしっかりフロントガラスに当たるかどうかと、ウォッシャー液残量のチェックもしておきましょう。

発炎筒

発炎筒も搭載が必要です。
非常信号灯でも、車検対応であれば可能です。

クーダは数回路上レッカーしたことがあるので、LED式非常信号灯は役に立ちました。お勧めです。

また、三角反射板は車検には必要ありません。
(高速道路上で停車した場合には、三角反射板表示義務があります。旧車乗りの方で高速道路を使用するのであれば載せておくことを強くお勧めします。)

その他確認項目

各々の車両の年式やカスタムなどにより対処する項目が変わります。

筆者のバラクーダは1972年式なので、昭和47年12月31日時点の保安基準に適合するように準備します。
保安基準は年式によって異なります。
基本的には古いほど基準が緩いです。

筆者のバラクーダは合計5項目の是正が必要になります。

筆者のバラクーダの是正箇所
  1. 後部サイドマーカーが赤色な為光らぬようにする
  2. 反射板の取り付け
  3. 速度表示をKm/hに
  4. ウインカー兼用車幅灯の間隔を車幅の50%以上確保
  5. クラクションマーク (上で記載)

以上5項目を是正します。

後部サイドマーカー

リアのサイドマーカーを光らなくするには、
レンズからランプを抜き取ります。

※サイドマーカー自体の設置は問題ありません。点灯してしまうのがNGなので、ランプを取り外すだけでOKです。

反射板の取り付け

反射板の取り付けです。

円形の反射板をバンパーに接着します。 
面積が10㎝²必要な為、直径約4㎝のこの反射板を取り付けました。



元々のバックランプはこんな感じ

※72年~74年式のクーダのテールランプが◎状になっています。
バックランプの外周の○の赤い部分が反射板の役割をしているのですが、バックランプが点灯すると、その外周の赤い反射板部分も光ってしまうため、車検に通りません。

その為、くーちゃんは外周の赤い部分を黒く塗っております。

※テールランプを塗りたくない方は、レンズ内で◎の外周と、内側を仕切る必要があります。
仕切ることで、バックランプ点灯時に中央の〇のみが光るので、周辺は反射板と認識され、車検対応になります。

速度表示のKm/h表示

速度表示をKm/hについては、修正ペンで書き加えます。

ウインカー兼用車幅灯の間隔を車幅の50%以上確保

ウインカー兼用車幅灯の間隔を車幅の50%以上確保については、トラックの横に着いてるようなランプを別途設置します。

元々のクーダのウインカーは車幅の50%以下の幅しかなく、移動できるような作りでは無い為、このようにします。

この時配線を繋ぎ変えているので、元々のウインカーは点灯しません。

排ガス(燃調調整)

燃調も調整します。
計器が無いので、勘で調整します。

通常はエンジンの調子が一番いい状態で調整していますが、その状態から アイドルスクリューを1回転、ミクスチャースクリューを半回転締め込みます。

エンジンの調子は悪くなりますが、この状態が排ガス検査には通りやすいです。

ご自身の車を知ることが車検通過の近道!

ユーザー車検を受けるにあたりご自身の車を知っておくことが車検を通過する近道になります。
大前提として車検は安全と環境保全(公害防止)を確保するために必要なものですが、車両ごとや年式によってその基準は異なります。

上記に挙げた項目も一部であり、是正内容も極めて簡易的に書いてあります。

筆者の守備範囲(アメリカンクラシック所有)での話にはなりますが、
1969年以前はシートベルト、ヘッドレストがなくても車検は通過します。
1973年以前はシートベルト(腰のみ)、ヘッドレストは運転席だけでも通過します。
1975年以前は助手席も義務付けられます。(3点式)
それ以降は後部座席にも義務付けされるのです。

ワイパーやウォッシャーなども年式で装着有無が変わってきたりします。
1971年以前はウォッシャーが必要ありません。

灯火類も年式によって細かく変更されており、ユーザー車検を通すのが難しいと感じる部分ではありますが、自身の車をより詳しく知ることができるチャンスかもしれません。

それぞれの項目を詳しく知りたい方は、国土交通省のホームページに記載されている『道路運送車両の保安基準』ページから内容を確認しましょう。 
一つの項目に対して「細則告示適用整理細則告示別添」と別れており、さらにそのかなでも「」ごとに分かれていますが、基本的に「細則告示の第3節」に大まかな内容が書いてあります。

年式ごとの除外項目や、緩和(読み換え)項目は「適用整理」の表の中で書いてあることが多いです。
怪しい項目などはご自身で確認しておくことが重要です。

筆者のノバは1971年式のためウォッシャーは不要ですが、初めてユーザー車検に行った際には
「ウォッシャーが無いと不合格なので付けてきてください」
と検査官に指摘されましたが、事前に調べていたので異議申し立てを行いました。
その場でほかの検査官と確認した結果、車検適合と認められました。

いざユーザー車検へ

それではユーザー車検本番の記事はこちらです。

ユーザー車検準備物
  • 車検予約
  • 車両準備
  • 書類準備
    現在の車検証
    現在の自賠責保険証
    自動車税納付書(キャッシュレスの場合不要)
    点検整備記録簿(車検後でも可)

以上を準備したら、ユーザー車検本番へ向かいます!

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