ノバのユーザー車検にトライしてきました。
ユーザー車検にトライするにはそれぞれの車種に対するポイントを確認しておくことが大切です。
実際にユーザー車検にトライした経験を情報としてお届けします。
筆者は8年前にノバを購入してから車検は全てユーザー車検で通しています。
古い車だから難しいということも無く、しっかり要点を抑えていればご自身でも通すことができるので、せっかくの愛車なので是非自分で車検にトライてみませんか?
車検は車の安全性を保つための大切な作業なので、しっかりと準備をして臨みましょう!
車検準備
事前登録(予約)
ユーザー車検を受けるにあたり、事前に予約が必要になります。
こちらのサイトより、はじめての場合は『アカウント登録』から車検の予約を行います。
準備
ノバは1971年製造なので『昭和46年12月31日』の保安基準になります。
・ヘッドレストとシートベルトは運転席側のみ。
・シートベルトは2点式になります。
・車幅灯は無く、ヘッドライトが代わりの役目をします。
・ブレーキランプとリアウインカー/ハザードのランプが同じ。
・ウインカー/ハザードは点滅ではなく増減。
・光軸はハイビームにて測定。
・排ガス COは4.5%以下。 HCは1200ppm以下。
・ウォッシャーは不要。
このあたりが、車検で確認される項目の中で年式により基準が変わる項目です。
それ以外で、改善が必要な個所を整備します。
①速度表示
速度表示がMile/h表示の為、Km/h表示を書き加えます。
②クラクションマーク
無い場合は明示が必要です。
③リアのサイドマーカーランプ
リアのサイドマーカーがヘッドライトに連動して点灯します。
しかし、赤色に光る為車検不適合になるので球を外します。
④サイドミラー
助手席側のサイドミラーが無い場合が多いですが、車検不適合になるので取り付けます。
⑤ホイールナット
ホイールのラグナットの緩み確認をするので、
ホイールキャップは外しておきます。
⑥排ガス
排ガス検査に受かりやすいようにアイドリング回転数を上げていきます。
(個人的に止まるかどうかぐらいの超低回転数が好きな為調整します。)
車検
事前予約した時間に車検場へ行きます。
受付窓口で書類を3種類貰います。
書類
受け取る書類は『自動車検査表1』『自動車重量税納付書』『継続検査申請書』
それぞれの書類に名前や自動車登録番号などを記入します。
※『継続検査申請書』の「走行距離表示値」の欄の右枠に”2”と書き込むことで、
車検証に記載される総走行距離の単位が”Km”ではなく”mi”で記載できます。
書類の記入をしたら、印紙と証紙を購入します。
『重量税印紙』『審査証紙』『登録印紙』
この3種を購入します。
重量税印紙を自動車重量税納付書へ
審査証紙と登録印紙を自動車検査表1へ貼り付けます。
自賠責保険
多くの場合、車検が切れるタイミングで自賠責保険も切れるので、自賠責保険にも加入します。
審査
それではいよいよ審査を受けます。
まずは目視点検です。
①ライト系
②速度計
③クラクションマーク
④ワイパー
等を確認します。
その時々によって確認項目が変わります。
続いて機械測定5種です。
①サイドスリップ NG.
前輪の横滑り量を測定します。
トーアウト6.4㎜で不合格でした。
②スピードテスト OK.
時速40kmまでアクセルを踏み、パッシングなどで知らせます。
③ブレーキテスト OK.
フットブレーキとサイドブレーキの効き具合と左右差を確認します。
④ヘッドライト OK.
光軸と光量を測定します。
ノバの年式はハイビームにて測定。
⑤排ガス OK.
排気ガスのCOとHCの数値を測定します。
ノバの年式はCO4.5%4以下、HC1200ppm以下。
待機時間が長くアイドリングが続いた場合は落ちやすいので、測定直前に空ぶかしをするのが常套手段です。
というわけで、残念ながら一発合格とはならず。
同日に2回まで再検査を受けることができます。
また、再検査は不合格箇所のみの検査となります。
駐車場でタイロッドを調整し、再検査した結果基準範囲内に入っていました。(走行1000㎜に対して横滑り5㎜以内)
以上で車検終了です。
全ての検査が終わると、書類一式と古い車検証と引き換えに新しい車検証とステッカーを貰います。
車検費用
車検費用
自賠責(24ヵ月) :¥ 20,010
車検検査費用 : \ 2,200
重量税 : \ 34,200
――――――――――――――
\ 56,410
今年、登録から13年を超えたので重量税が増税されました。
サイドスリップが落ちましたが、その場で調整して通せたので、この金額が最低金額になります。
というわけで、今回も無事に車検通過です。
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