今回はアメ車や旧車に乗っているというと良く言われる「壊れたりしないの?」というワード。
購入を検討しているけど、心配で勇気が出ないという方へのアドバイスです。
結論から言うと、個体による?車好きだからこそよく壊れる?
現在所有の『シボレー・ノバ』と『プリムス・バラクーダ』そして『ローバー・ミニ』、さらに過去所有の『フォード・マスタング』の4台について書いていきます。
さらに、パーツの入手難度についても書いていきます。
故障の記録
ここでは、あくまでも故障について書いていきます。
オイル、ブレーキ、タイヤ、バッテリー交換など車種問わず走行距離や一程度の期間で交換する消耗品については省きます。
故障の種類
まずは、故障の種類を分類します。
- 重故障
自走不能な故障 - 中故障
自走可能であるが、すぐに処置が必要な故障 - 軽故障
走行に直接影響しない故障
過去の故障経験
ノバ
- 重故障
無し - 中故障
ブレーキの底付き
足回りのガタ - 軽故障
オイル漏れ(滲み)
キャブレター不調
ウインカーリレー故障
レッカー経験無し
比較的軽微な故障にとどまってるかな?
バラクーダ
- 重故障
オルタ故障
デスビキャップ腐食
デスビコイル故障
スターター故障
スターターリレー故障
ブレーキ固着 - 中故障
スターター故障
スターターリレー故障
ガソリンメーター故障
足回りのガタ
パワステオイル漏れ - 軽故障
オイル漏れ(滲み)
キャブレター不調
ウインカーリレー故障
ヘッドライト不調
レッカー経験5回
一日に2回レッカーすることもあって、レッカー手配に慣れちゃった。
一通りの不具合が出切るまでの体力勝負
ミニ
- 重故障
無し - 中故障
無し - 軽故障
ワイパー故障
レッカー経験無し
ミニは良く壊れるイメージがあるけど、すこぶる快調(^^♪
マスタング
- 重故障
無し - 中故障
ミッションオイル漏れ
サスペンションスプリング破断 - 軽故障
オイル漏れ(滲み)
オーディオ漏電
雨漏り(オープンカー)
レッカー経験無し
ミッションオイルは許容できないほど漏れちゃった。
レッカー
このように、走行不能になりレッカー移動を余儀なくされたのは、バラクーダのみになります。
しかし、その回数は(5年間で)5回と異常に多くなっています。
レッカー手配は得意種目になりました。
レッカーだけの記事も書けるかも。。。(笑)
故障は経年?
あくまで筆者の考え、想像ではありますが、大きな故障が発生するのは10~15年サイクルだと思います。
ノバの場合、エンジンとミッションを(前オーナーが)載せ替えてからまだ10年が経過していません。
ミニは製造から20年でそろそろ覚悟が必要かなと思っています。
ノバとミニは優秀
バラクーダはエンジンとミッションを載せ替えてから30年が経ちます。オリジナルの期間より、載せ替えてからの期間のほうが長いのです。
また、マスタングも所有時は製造から18年目でした。
バラクーダは故障が出切るまでが大変だった。
マスタングはだましだまし乗ってたなぁ。
10~15年サイクルで機械部品が故障したり、パッキンの劣化によるオイル漏れや、ブッシュのへたりからボルトが緩むなどが発生するのではないかと思っています。
逆に言うと、そのサイクルで壊れる部品を修理すれば、また10~15年は安心して乗れるのではないかと考えています。
アメリカの車両は壊れやすい?(買うなら日本の車体を買え)
ノバは日本にあった車体を購入しました。
全てを前オーナーが行ったかは不明ですが、日本に輸入後、エンジンとミッションは交換しています。
また、前オーナーは通勤で乗っていたという話を聞いて購入に至りました。
旧車は走行距離よりも、日常走行ができるかどうかが車両状態の目安になると思う。
一方、バラクーダはアメリカにある車両を購入し輸入しました。
『Perfect Condition』と書かれていましたが、
どこがやねん!!
まさにその一言に尽きる状態でした。
そして、走って初めて壊れていることが分かる部品も多く、レッカーが増えた要因にもなっています。
(ガソリンメータ故障でのガス欠やオルタ故障でのバッテリー上がり等)
また、知り合いもアメリカから旧車のマッスルカーを購入しましたが、なかなかに酷いです(かろうじてレッカーは無し)。
最初の3年間は故障個所の洗い出しと、修理で奮闘するのではと思っています。
そこで出し切れば、しばらくは安定して乗れるのではないかなと。
そういう経験から、アメ車の旧車購入を考えている方は多少高くても日本で乗られていた車体から選定することをお勧めします。
車好きだからこそよく壊れる?
これも筆者の想像ですが、アメ車や旧車や外車等少し人と違った車に乗っている人は、その車が好きだったりこだわりがあって乗ってる方が多いと思います。
その分、敏感になるのではないでしょうか?
多少の異音や、故障でも気になったり、頻繁にボンネット内を開けたり、メンテナンスを怠らないなど。
車を触る、感じる機会が多いいのではないでしょうか?
それゆえに通常気づかないような些細なことに気が付く機会も増えます。
さらに、車が好きなので会話の話題にすることも多くなると思います。
その結果、頻繁に壊れるイメージが付きやすいのではないかと思っています。
アメ車のパーツ
クラシックなアメ車のパーツについてですが、基本的にはパーツに困ることはありません。
日本国内だけで探した場合は見つからなかったり、高額である場合がありますが、
アメリカで探すといくらでも出てきます。
オリジナルパーツやメーカー純正パーツは少ないですが、アフターマーケットが非常に充実しています。
また、車両ごとの互換性のある部品も多く、値段もかなり手頃です。
アメ車の旧車に乗っていてパーツに困ったことはありません。
ボディもエンジンもミッションも新品で買えるよ
まとめ
アメ車や旧車だから壊れやすいのではなく、ちゃんとメンテナンスを行わなかったり、故障個所をだましだまし乗っていると、故障ループから抜け出せなくなることがあります。
現代の車に比べて、機能や部品数が少ないので本来壊れるものも少なく、パーツも屈強であることが多く壊れにくいです。
個体によって頻繁に壊れたり、快調だったりするものの、一個一個のパーツの集合体なので、それぞれがどのタイミングでメンテナンスされているかが重要です。
もし、購入の際には機関部等の交換可能な場所ではなく、ボディやシャシー等の交換が簡単にできない部分の錆などの状況をしっかり確認することをお勧めします。
コメント