ミニのオイル交換を行います。
ローバー・ミニはトランスミッションもエンジンと繋がっているため、エンジンオイル交換=トランスミッションオイル交換にもなります。
一般的な車と比べ、エンジンもトランスミッションも潤滑するため、過酷な環境になりますね。
定期的にオイル交換を行うことで、エンジンの寿命を延ばし、良好な走行性能を維持することができます。
今回は、オイルフィルターの交換も実施します。
それでは、ローバーミニのオイル交換の手順やポイントについて詳しく解説します。
準備
工具
使う工具は
部品
オイル抜き
オイルを抜きます。
オイルドレンボルトはエンジンの前方右側についています。
ドレンボルトの下に、廃油ボックスを準備してボルトを取ります。
24㎜ソケットか、15/16インチサイズのソケットが合います。
ドレンボルトを取りました。
そこそこの勢いでオイルが出てきます。
フィルター(エレメント)交換
オイルの滴下を待っている間にオイルフィルターの交換を行います。
フィルターの交換のために、フロントグリルを外しましょう。
ねじ数本で止まっているだけです。
フィルターはオイル交換2回に1回行います。
フィルターは、ホーンの横あたりに付いています。
オイルフィルター用のレンチがあればそのままフィルターを外すことができます。
しかし、筆者はベルトレンチしかないので、イグニッションコイルを外します。
イグニッションコイルはボルト3本で止まっています。
イグニッションコイルを外したら、横にずらしてよけておきます。
隙間からベルトレンチを入れて、フィルターを緩めます。
狭いのですごくやりずらいです。
フィルターが取れました。
ねじが飛び出ている場所がフィルターを取り付けるネジです。
また、その上のボルト穴2個と、右上のボルト穴がイグニッションコイルのボルト穴です。4
新しいフィルターを取り付けます。
フィルターは『BOSCH P4026』です。
『BOSCH OF-MIN-3や0451104026』も同じ商品です。
ちなみにフィルターレンチを使用する場合のサイズは74㎜の14角です。
フィルターは取り付け前に、パッキン部分に新しいエンジンオイルを軽く塗っておきます。
フィルターの取り付けトルクは、オイルフィルターレンチがある場合は15Nm。
筆者は持っていません。
その場合はフィルターを締め込み、パッキンがエンジンに当たってから(少し回転が重くなってから)、さらに1/2回転締め込みます。
オイル入れ
フィルター交換をしている間にオイルの滴下が止まったので、オイルを入れていきたいと思います。
まずは、ドレンボルトのパッキンを交換します。
ミニのドレンボルトのパッキンは銅ワッシャーで、締め付け時にワッシャーが潰れることでパッキンの役割をしています。
同等品が『PIAA DP21』というパッキンです。
パッキンを付け替えたら、ドレンボルトを締め込みます。
締め込みトルクは35Nmです。
それではオイルを入れていきます。
オイルは『Castrol EDGE RS 10W-50』を使用します。
次回以降15W-50あたりに変えようかなと思っています。
(アメ車2台との共用を考えGULF BLAZE 15W-50)
オイル量はフィルター交換なしの場合は4.5Lほど。
フィルター交換ありで4.8Lほどになります。
確認
オイルを入れ終わったら、エンジンをかけます。
3分ほどエンジンをかけておきましょう。
また、その時にドレンボルトとフィルター周辺からオイル漏れがないかも確認します。
漏れがなければ、エンジンを切ります。
1分ほどしたら、オイルゲージをチェックします。
新しいオイルはきれいなので分かりにくいですが、MINとMAXの間のMAX寄りの位置まで入っていればOKです。
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